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Q&A

自己破産した後ローンを組むことはできますか?

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2022年5月17日

1 自己破産後ローンを組むことについて

自己破産をすると、一定期間ローンは組むことはできません。

ローンを組もうとしても、審査を通らないからです。

なぜローン審査が通らなくなってしまうのでしょうか。

2 信用情報機関への事故登録

自己破産をすると、信用情報機関に事故登録されます。

一般的に、ブラックリストに載ると呼ぶ方もいらっしゃいますが、正しくは、信用情報に事故登録されることを指します。

信用情報機関には、CIC、JICC、全国銀行協会があります。

消費者金融やクレジットカード会社、銀行等の貸金業者は、信用情報機関に登録し、登録している貸金業者間で、債務者の情報について登録、調査しています。

いつ誰にいくら貸しているか、延滞している、債務整理をした等の情報を提供し、登録しているものです。

貸金業者などは、ローンの審査の際に、信用情報機関に問い合わせ、事故情報等について確認しています。

3 事故登録されるとどうなるのか

信用情報に事故登録されると、新たにローン、クレジットカードを申し込むと、基本的に審査が通らなくなります。

自己破産の経験が信用情報機関に掲載されているため、お金を貸しても約束どおりに返済してもらうことができない、と貸金業者も考えるため、申請を却下されます。

ただ、事故登録は、永久にされるものではありません。

自己破産後、一般的に10年程度経過すると、事故情報は削除されます。

4 事故情報が消えた後

信用情報機関に、事故情報が削除されてもローンを組むことはできない可能性があります。

自己破産時に債権者であった会社では、独自に破産時の記録を残しており、会社内やグループ会社に共有している可能性もあります。

そのため、自己破産をした際の債権者では、ローンを組むことは難しいと認識しておいたほうが良いと考えられます。

5 自己破産後のローン申請について

以上の流れから、自己破産後に、ローンを組むのであれば、審査を申し込む前に、信用情報を一度開示することをおすすめします。

自己破産についてご検討されているかたは、ご相談ください。

愛知県内ですと、名古屋に事務所がありますので、ぜひお問い合わせください。

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